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住宅メーカー営業職入社5年目の職務経歴書、ダメなところ良いところ人材紹介CA歴20年のプロが忖度なしに添削します

2024.07.01

職務経歴書を書く
「転職活動の第一歩、職務経歴書を書いてみたものの、書類で落ちることもある。同じ職種の職務経歴書サンプルをインターネットでたくさん検索して、同じように書いているはずなのに、どこが違うのかよくわからない……」
「職務経歴書見本通り書いてみようと思うけれど、まだ入社2年目だし、見本のように書ける内容がなくて困っている」

こんなお悩みをお持ちの方の参考になるように、職務経歴書を添削ビフォーアフターで紹介します!

建設・不動産・住宅業界を中心に人材紹介キャリアアドバイザー歴20年!ののプロが「ダメな理由」を忖度なしで紹介します!

一見よくできているような気がする職務経歴書ですが……

ネットで「職務経歴書 〇〇職 例」などと検索すると、人材会社や転職サイトのサポートページにたくさんのサンプルを見つけることができます。

多くの人と共通するように、できるだけ「あるある」な経歴や経験を書くか、逆に特徴を出すために共通点が感じられない事例を扱うかになりがちです。

今回は「住宅営業として入社5年目。それなりに仕事はこなせるようになったものの、職場の人間関係に悩むことも多いし、自社の商品ラインナップに疑問を感じることも増えてきた。住宅営業の仕事はそれなりに好きだから、同業他社で転職したいけれど、正直そこまで自信をもってアピールできる要素が自分ではわからなくて困っている……」という方の職務経歴書の「元」と「添削後」、両方紹介します!

添削前の「初めての職務経歴書」をチェック!

【職務要約】
〇〇大学〇〇学部卒業後、株式会社○○○○社に総合職として入社。1ヶ月間の新入社員研修終了後、〇〇支店営業部に配属され、単価2,000~3,000万円台の建売住宅販売に従事。オープンハウスへの来場、営業エリアへのポスティング・DMへの反響営業を担当。

【職務経歴】
20XX年X月~20XX年X月  株式会社○○○○社 正社員

[事業内容]新築分譲住宅、中古住宅等の販売業
[設立]19XX年
[資本金]X億円
[従業員数]XX名
[売上高]XX億円 (20XX年度)

▼業務内容
20XX年X月~XX年X月 新人研修
20XX年X月~現在 〇〇支店営業部配属

▼主な取扱物件
新築分譲住宅を中心とした戸建2,000~4,000万円程度の価格帯のファミリー向け物件

【修正ポイント】
同業他社への転職をお考えなら、あっさり書きすぎ。扱う物件の情報はさらに具体的に書きましょう。

▼担当顧客
〇〇支店エリア、20代後半~40代半ばまでのカップルおよびファミリー層がメインターゲット

【修正ポイント】
担当顧客も情報量を増やすことができます!

▼営業手法
オープンハウスへのご来場、ポスティングやDMへのお問い合わせなどに対する反響営業が中心。まれにホームページへのお問合せを担当。

【修正ポイント】
まれに、という表現は抽象的で伝わりにくいです。具体的に書きましょう。また、営業手法についても情報量を増やすことで顧客データや商品情報にいかに真摯に向き合ってきたかを伝えることができます。

▼実績
〇〇支店営業実績1位獲得

【修正ポイント】
実績は面接で必ず確認されます。「実績1位獲得」の背景は?実は5年間で月間1位を1回だけ獲得しただけ……というパターンだと、返って面接でアピールポイントにならないことも。

「目標達成回数や期間、他の社員と比較して自信が持てる結果ではなかった」という方にも、書き方のコツがあります。

例えば、ずっと1位を達成し続ける強い先輩がいて、万年2位3位争いだった……という方なら、その状況からの学びについて書いていきましょう。

▼保有資格
宅地建物取引士:20XX年取得
普通自動車第一種免許:20XY年取得
PCスキル:一般的な操作はできます。

【修正ポイント】
資格名称は正確に書きましょう。また、PCスキルは具体的な使用ソフトも記載してください。

【自己PR】
私はこれまで5年間、建売住宅の営業経験を積んできました。現在の顧客層はできるだけ安価に住宅を探すお客様が多く、お客様の要望に応えることが難しいこともありましたが、精一杯対応してきました。建売住宅という規制、少ないご予算というきびしい環境のなかでも、お客様の住まいづくりのご希望を叶えるために、できるだけ時間をかけてご要望をヒアリングし、できることを実現してきたことで、お引き渡しのときに「ありがとうございます」とうれしいお言葉をかけていただきました。これからもお客様第一で営業に取り組んでいきます。

【修正ポイント】
新卒学生時代の「自己PR」と転職での「自己PR」は別物。「頑張った結果、感謝され喜びを感じた」という感想を書くよりも、5年間の業務経験から得たスキル・できるようになったことを整理しながら書いていくと、スキルの棚卸しがしやすくなります。

キャリア20年のCAが修正しました!

▼主な取扱物件
新築分譲住宅を中心としたファミリー向け戸建物件
価格帯:2,000~8,000万円程度
平米数:****㎡~****㎡
坪単価:****~****円

▼担当顧客
営業範囲:〇〇支店エリア(〇〇県を中心にJR〇〇線沿線)
メイン顧客:20代後半~40代半ばまでのカップルおよびファミリー層
世帯収入:***~****万円

▼営業手法
反響営業
月間接客数:平均*件
(内訳:オープンハウス来場 **%、ポスティング *%、DM *%、HP *%)

▼実績
〇〇支店での個人月間売上目標 ****万円に対し、実績 ****万円で達成率 **%で1位獲得
(入社4年目での初達成)
お客様からのクレーム件数ゼロ連続〇年達成、アンケート評価では初回オープンハウス訪問アンケートの「スタッフ対応」項目で月間最高評価連続 **ヶ月を達成

▼保有資格
宅地建物取引士:20XX年取得
普通自動車第一種免許:20XY年取得
PCスキル:
OS:Windows11
アプリケーション:Word、Excel、PowerPoint
CAD:ウォークインホーム

【自己PR】
短期的な結果に囚われず、スキル向上の意識を常に持って業務にあたります。新卒入社以来5年間、建売住宅の営業経験を積んできました。営業として売上1位を目指すことは当たり前ですが、非常に優秀な先輩営業が多数在籍するなか、ずっと1位の先輩の行動を真似する事から始め、成功パターンを分析して実行に移す、という経験を積み重ねました。お客様へのご連絡のタイミング、同業他社の調査、現在の住環境の知識など、さまざま学びがあり、実力がついてきたと実感しています。結果として1位を達成できたのはわずか1回、ほとんどが2位止まりでしたが、この経験を活かし、貴社の魅力をより伝えられる営業として意欲的に取り組んでまいります。

不動産・住宅・建設・建築業界の転職、職務経歴書で悩んでいる方お任せください

ほんの少し表現を変えるだけで、ビジネスマンとしての経験度やこれからの意欲がよりよく伝わります。

「自分のこと」はよくわかっているようで、どのように客観的に第三者に伝えられるかわかる人は少ないものです。

「書いてみたが添削してほしい」
「そもそも自己PRに全く自信がなくて、何を書けばいいかわからない」

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