【保存版】建築業界での転職に強い!採用される職務経歴書の書き方ガイド
2025.06.27
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プロジェクトベースで経験を語る
建築業界では**「どんなプロジェクトに、どのような立場で携わってきたか」**が何より重視されます。職務経歴書では、単に職務内容を記すのではなく、具体的なプロジェクトを挙げて解説するのが鉄則です。
たとえば、以下のような構成が効果的です。
- プロジェクト名/期間/構造種別/用途
- 規模(延床面積、階数など)
- 自分の役割(基本設計/実施設計/施工監理など)
- 工夫や成果(コスト削減案提案、工程短縮、表彰実績など)
一例として、「RC造8階建てマンションの設計を担当。住戸プランの見直しにより、販売価格を維持したまま建設コスト5%削減を実現」といった表現は、成果と貢献度が具体的に伝わります。採用側に「この人に任せれば現場が回る」と感じさせられるよう意識しましょう。
専門性や強みを明確に示す
建築士としての専門分野や得意領域を明確に記載することは、採用側にとって非常に重要な判断材料になります。あなたの「専門性」は、そのまま市場価値となります。
保有資格(例:一級建築士、構造設計一級建築士など)は、プロフィール欄に目立つ形で記載しましょう。また、「講習の受講歴」や「技術研修の参加実績」なども、積極的にアピール材料になります。
加えて、BIMやCADの使用経験、プレゼン資料作成、行政協議の対応などの見えづらいスキルも記載すると、より多角的な評価につながります。地味に見える業務も高評価につながることがあります。
企業ニーズに合わせて内容をカスタマイズ
応募先企業ごとに内容をチューニングすることで、自分の強みをより効果的に伝えることができます。企業の方向性やプロジェクト傾向に寄り添った記述がカギとなります。
たとえば、技術力を重視する企業には「設計品質」「法規遵守力」などを強調し、**コミュニケーション力が求められる職場には「施主との合意形成力」「チームマネジメント経験」**などを前面に押し出すと良いでしょう。企業のビジョンや直近のプロジェクトに自分の経験を結びつけると説得力が倍増します。
成果と成長をアピールする
プロジェクトの成功や受賞歴などの「成果」はもちろん重要ですが、「学び」や「成長実感」も記載することで人間性やポテンシャルが伝わりやすくなります。特に若手や中堅クラスの場合、経験年数の少なさを補う「伸びしろ」が評価されることも多いです。
たとえば、「初めて担当した施工監理業務で、現場調整に苦労したが、先輩の指導を仰ぎつつ工程遅延ゼロを実現」などのエピソードは、責任感と成長意欲を表現できます。
さらに、「これからどんな仕事に挑戦したいか」「どんな事業に携わりたいか」「どのようなスキルを身につけていきたいか」など、将来へのビジョンを明確に記載することも有効です。ただの実績紹介にとどまらず、意欲的で前向きな姿勢を示すことで、採用担当者の印象に残る職務経歴書となります。
たとえば「BIM技術を活かして、より効率的な設計プロセスに取り組んでいきたい」「地域再生に関わるプロジェクトに携わり、社会貢献性の高い建築に挑戦したい」など、自身のキャリアビジョンと応募先の方向性が一致していれば、選考通過の可能性も高まります。
おわりに
転職は、人生の選択肢を広げる大きなチャンスです。経験やスキルをどう活かせばよいか、自分に合う職場はどこか——そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ私たちにご相談ください。業界に精通したコンサルタントが、あなたの未来を共に考え、最適なキャリアの道筋をご提案いたします。